EaseUS Data Recovery Wizardを使ってみた話
EaseUS(イーザス)さんからの依頼でPC用のデータ復旧ソフトのレビューをすることになりました。
イーザスさんはPC用のデータ復旧ソフト以外にもスマートフォン用の復旧ソフトやPC用のバックアップツールなどをリリースしています。
今回自分が試したのはこれ
EaseUS Data Recovery Wizard ProのMac版
PC用と言いつつもUSBメモリやSDカードにも対応しています。
都合よく破損したハードディスクなどあれば良かったんだけど、今は特にないのでSDカードのデータをうっかり消してしまったと仮定して検証してみることにしました。
インストール
公式サイトからダウンロードし、画面の手順通りにインストールを進めます。
トライアル期間でもデータのスキャンはできるのですが、復旧には製品版のライセンスコードが必要なため入力します。
ライセンスコードを入力した後、SDカードを読み込ませることに。
SDカードの中には一眼レフカメラで撮影したファイルを入れることにしました。
ファイル名はDSC_9535.JPGとDSC_9535.NEFの2つです。
早速このファイルを削除して、FinderでSDカード内の写真を削除し、復旧を試すことにします。
EaseUS DataRecovery Wizardのソフト上でSDカードを選択しスキャンボタンを押します。
スキャンを開始すると画面が変わり、進行状況が表示されます。
先ほど削除した画像だけでなく、前に撮影して削除されていた画像もあるため、処理の完了にはそれなりに時間がかかるようで、全て終わるまでは少し待ちました(64GBのSDカードで45分ほど、これはSDカードの容量とか速度で時間のかかり具合は違うのかな)。
ただ、スキャンが全部終了しなくても、読み込みが終わったものからプレビューを表示することができて、RAWファイルもプレビューできたのはよかった。
また、同じようにスキャン中でも読み込みが終わったものについては復元作業もできたので、実際に試してみることにしました。
1ファイルだけの復元だったので数秒で処理は完了。JPG、RAWファイル両方とも問題なく復元できました。
手動で削除したものだとディレクトリとファイル丸ごと復元してくれるのは便利そう。
Finderで削除した時の挙動は確認できたので、次はカメラ上でSDカードをフォーマットしてみることにします。
カメラでフォーマットしたSDカードを同じようにスキャンすることにしました。
右上の検索ボックスにファイル名を入れると絞り込みができるのでそれで。
スキャンにかかった時間は同じくらい。
カメラでのフォーマットだと物理的な削除はしてないみたいで、ファイル名はまだ残ってるようでした。ファイルのパスが変わってるのはカメラ側の仕様かな?ちなみに一覧で見た感じだとさらに古い写真についてはファイル名も変わっていたのでこの辺はさらにフォーマット繰り返したりすると消えるのかもしれません。
消えたデータの復旧を外部の業者へ依頼したりすると数万円かかるのでまずはこのデータ復旧ソフトを試してみるというのは十分選択肢になるのかなと思いました。
今回破損したり読み込めなくなったデータについては確認できなかったのですが、今後そういうことがあればまたレポートを投稿できたら。
最後に各エディションの比較ですが、お試しするのであればフリーですが、通常に利用しようとするならプロ以上が必要。個人で使うのであればテクニシャンは必要ないかと思います。
EaseUSさん良い機会をありがとうございました!